独り東野圭吾フェア

tamaho2006-08-21



最近まで、
東野圭吾(ヒガシノケイゴ)

トウノケイゴ

大きな声で呼んでおりました。









アレルギーで体力が落ちて、
頭ガンガンだったので、


これは、ゆっくり休むしかないなぁ
と諦めて、


最近もらった
5000円分の図書カードで
大好きな推理小説
大人買いしました。


この機会に、
容疑者Xの献身
以降、気になっていた
東野圭吾
推理モノのみ買ってみました。





なんか、必要な本は
ブックオフでも
図書館からでも借りれるのに、
推理モノは、
すぐ読み終わるのに、
新品で買いたくなります。
きれいな紙をめくるのが楽しい。
ぺちゃんこになった栞の紐を
見つけるのが楽しいデス。



買ったのは、
合計
この8冊。
他に読まなきゃいけない本、山積みなのに、
アホだとおもう。自分。



  (加賀恭一郎シリーズ)

読み出すと
止まらないもので、
きずくと3日間の
東野圭吾夏季集中講座
になってしまいました。

この集中力を
他で発揮したい!



どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)私が彼を殺した (講談社文庫)

最初に、
刑事:加賀恭一郎シリーズの
”どちらかが〜”と”私が〜”の
2作をよんだのですが、

をはじめに読むことを進めます。 



なぜなら、両方とも同じ手法で、
最後の最後まで犯人の名前を明記せず、
袋とじが文庫の最後についていて、
犯人が分からなかった人用の
解答付という面白いことになっているのです。


”どちらかが〜”は容疑者が2人
”私が〜は容疑者が3人
になっています。

個人的には、”どちらかが〜”の方が、
犯人を追い詰める役が刑事だけでない
ところが面白かったです。
でも、”私が〜”も主観が章によって
かわるので、全体をいろいろな角度
から見れる面白みがありました。


この2冊を読むと
推理小説の実験と工夫を感じてしまいます。
謎解き大好きな私は、すごい集中力で
アレルギーで止まらない洪水のような鼻水を
一瞬忘れることができました。


そういえば、昔、
鼻がつまっている人が誘拐される時に口を
ふさがれて、窒素死する本を読んだ気がする。
誰だっけか、作者。。。。うぅ〜忘れた。
それは、おいといて、


悪意 (講談社文庫)

刑事:加賀さんシリーズで
悪意 (講談社文庫)
を次に読んだのですが、
最初に犯人がすぐに捕まるのと、
アガサクリスティのアクロイド殺し(だったけな?)
のようなかんじであり、
また、文章の主観が章によって
変わりながら、全体像を発見していく
工程が楽しかったです。


ちなみに、先の2冊はゲーム感覚で読めるのですが、
この”悪意”は後味のちょっと悪い感じが
たまらなく好きです。
救いようが無い感じも、その後味の悪い感情を
味わえるのも、これまた良いです。



眠りの森 (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)も、
ただ、推理小説というだけでなく
ストーリがしっかりあって読み応えがあって、


上記の加賀シリーズに慣れると、
短編集の嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
たくさんのストーリを一度に読めて
楽しかったりしてくる。



東野圭吾氏の
推理小説でないのは読んだことが
無いのですが、
この人の文章は、
読みやすく・楽しみやすくて
安心して読めます。


描写が長かったり、
専門部分の説明がマニアックすぎると
あ〜〜〜っとなってページを
読まずにめくってしまう私には
よいリズムの文章でした。


超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

ちなみに、
箸休めのように
読んだのが、
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)
いくつかの”超”殺人事件が
あるショートストーリなのですが、
面白い。

くだらなくて、いい感じでした。
これ1冊を真剣にかったらダメですが、
くだらないと思って読むと面白い。

1話目の”超・税金対策殺人事件”とか
年末調整やる人ならだれでも共感できるし、
”超・理系〜”も笑える。
きっとこの人、推理小説書くとき
こんなくだらないこと、ふとおもって
たんだろうなぁなどと
思ってしまいました。


予知夢 (文春文庫)は、
容疑者Xと同じ湯川シリーズの
短編集なので、手に取ったのですが、
どうやら湯川さん(なれなれしぃ)
容疑者xが長編デビュー
だったようで、
あまり、、、謎解き探し的には
容疑者Xほどではなかったですが、
(容疑者Xがすごくよすぎ?)
まぁまぁ面白かったです。




どうしよう。。。
新作の赤い指が欲しくなったし、
”オール読物”買いたくなってきた。
どぉーしよ。





容疑者Xの献身赤い指